自作ループアンテナ+ALA100 1日目
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これまでの自作ループが同調周波数範囲や利得、雑音を拾いやすいなど種々問題点を抱えながら、季節風や台風で損壊しました。その後購入したWellbrookのALA1530は、非同調でありながら優秀なアンプを搭載し、しかも評判のローノイズで、自作に対する意欲が半減しておりました。 |
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まずクロスマウントの製作から始めます。 形状はローマ字の「X」型です。1mのアルミLアングルを金ノコやジクソーを使って半分に切断します。 あらかじめ切断箇所に線を引いておきます。ジグソーを使うときには写真のようにブロックを3個並べると作業精度、効率がよくなります。 |
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切断後は端面のバリ落としをしておきます。 | |
こんな感じで「X」字に組み立てられます。あらかじめアンテナマストが貫通するところにマストの太さ分だけのスリットを入れます。アルミと言っても板厚がありますので、ここは力が必要ですし、センター出しにも慎重を要します。 | |
同箇所にアンテナマストとして使用予定のアルミパイプを置いたところです。今回の製作ではΦ32mm、2Mものです。近接擾乱が気になる向きには、このパイプやスプレッダーをファイバーグラスや竹材に置き換えられれば良いと思います。 | |
アルミ板材 3.0tX40mmX1Mを使って写真のような補強金具を4枚作ります。いわゆる「ブレス」「筋交い」と言うものです。素人の悲しさで、正確に45度でカットできませんが、大勢に影響はありませんので、丁寧にバリとりだけは実行してケガのないようにしましょう。 | |
上で作った補強板はこのように並べられクロスマウントの「ねじれ」を防ぎます。ハンマーはマストをイメージして置いただけです。 | |
補強板はクロスマウントの補強のみならず、クロスマウントの直角精度を支配します。ですから、この精度出しは慎重に行ないます。 補強板より大きな方眼紙を用意します。 方眼紙には定規を使って、この場合、27cmの正方形を記入します。 その下書きに添って補強板を正方形に並べます。 切り口が正確に45度になっていませんので、適宜補完する様に入れ替えます。 配置が決まったら動かないように四隅を粘着テープなどで固定しておくとよいでしょう。 |
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あらかじめクロスマウントには補強板を固定する位置を書いておきます。そして、粘着テープの上からボルト用の穴を開ける位置を書き込みます。ドリルによる穴あけは2工程に分けます。すなわち精度を出すため1回目は細めの刃で少しだけ穴を開けます。2回目は本来の太さの刃で貫通させます。 | |
穴あけが終わったら次の接合箇所に移動する前にボルト・ナットを仮止めしておきます。 | |
こうして四隅とも穴あけしたら、クロスマウントや補強板の直角に注意を払いながら、ボルト・ナットを増す締めします。次に、マストやスプレッダーをUボルトで固定するための穴あけを行ないます。 | |
最後にマストを固定して1日目は終了です。 | |